素朴ナ疑問ノススメ

無職でございまーすwwwwwwwwwwwwwwwww

これは言わずと知れた、サザエさんのフレーズのパロディだが、このフレーズを聞くと子どもの頃に持った疑問をいつも思い出す。

サザエさんは、ドラ猫から取り返した魚をどうするつもりなんだろう

ということだ。

そのままマスオさんのお皿に並べるのだろうか。
しかし猫から取り返した魚を晩ご飯に出されたらちょっと嫌だな、と子どもの頃に思ったまま、今に至る。
もちろん、こんなのは野暮な考えだというのは今なら分かる。しかしそういったことが分からなかった子どもの頃に抱いた疑問なのでどうしようもない。
ちなみに数年前に小島奈津子さんが産經新聞のCMでこのシチュエーションを実演しているのを見て、「やっぱりこの魚を食卓に出されたら嫌だな」という感想が補強された。*1

自分のことはさておくとして、こういった素朴な疑問というのは面白い。

手元に原本が無いので正確な引用ができないのだが、柳田理科雄氏が著作で「昔から不思議だったんですが、ショッカーの幹部の肩書きはバラバラというか、めちゃくちゃじゃないですか。同じポストに大佐とか博士とか大使とかが就くのはおかしい(注:すごくうろ覚えの要約です)」と言っていた。単位が揃っていないことに対して疑問を持つということが理系脳ならではという感じで面白い。

ホリエモンこと堀江貴文さんがまだライブドアの社長だった頃に、朝日新聞の日曜版にインタビューが掲載されていたが、小学生の頃に父親が保険に加入しているのを見て「どうして人の命に値段がつくんだ」と衝撃を受けたエピソードが紹介されていた(このエピソード自体は、インタビューの筆者が「何か人となりを知るエピソードはないか」と必死で探したすえに見つけたものだと書かれていた)。

ちょっと前に「ハートキャッチプリキュア」が放映されていた時だが、新EDのラストでプリキュアの4人が宇宙空間に浮遊する小島みたいなところでダンスをするシーンがあった。うちの子はそれを見て「ここからどうやって降りるんだろう」と言っていた。冒険をしない慎重派の性格が出ているなと思っておかしかった。

サザエさんの魚やショッカー幹部の肩書きみたいに、納得のいく説明が子どもの頃には得られない疑問も世の中にはたくさんある。大人になっても分からないことだらけだ。
しかしやはり疑問を持つ、というのはいいことだ。
その姿勢は意識的にでも持ち続けたいものだ。

*1:これを猫好きの友達に話したところ、「猫好きとしては、魚を取り返したいというより、そのまま食べたら骨が危険だから食べさせたくないのではないか」と言っていた。