2013-01-01から1年間の記事一覧

一年

一昨日、神社に熊手を返納してきた。家内曰く(初めて聞いたが)、年明け前に返すのが作法なのだそうだ。神様に今年のお礼をするということについては理にかなったことだと思ったので、作法の是非はともかく行ってきた。元旦前の神社は僕ら以外誰もいなかっ…

いつまでも眠ろう、何度でも生きよう

今日は、妹の誕生日である。今年で33歳になるはずだった。 自分が33歳の時には何をしていただろうか。奇しくも、というべきなのか、僕の33歳は子供が産まれた年だった。妹も喜んでくれた。アーティスト気質らしく、いつもアヴァンギャルドな服やおもちゃをプ…

見た目は子供

メリークリスマス!先ほど子供のランドセルを蹴倒して防犯ブザーが鳴ってしまい、止め方が分からずに1分ぐらい大音量を垂れ流してキレた家内に止めてもらってるのを子供に見られましたが、私は元気です。(隣近所の皆様、誠に申し訳ございません) さて昨日…

モンドウ×ト×ジンモン

おやつの時間になり、子供とロッテのチョコパイを食べた。6個入りなので、家族3人で2個ずつ食べられる。僕はひとつ取って食べた。 子供を見たら、まだ袋を開けていた。相変わらず子供はチョコパイを開けるとき、必ず袋と一緒にパイの端っこも裂いてしまう。…

無事是名馬

「ぶじこれめいば」と読む。 ケガをしない馬は、それだけで名馬であると言える、という意味だ。 僕はずっとこれを故事成語だと思っていたのだが、調べてみたところ違っていた。 競馬ファンだった小説家の菊池地寛が禅語の「無事是貴人」をもじって言った言葉…

俺とメンチカツ

料理は僕の唯一の趣味と言ってもいい。 と言ってそれを極めようとして道具を揃えたりとか、難しい飾り切りに挑戦しようとか、そういう考えは一切ない。食べたい時に、食べたいものがなんとなく作れれば満足だ。 昨日飲みの席で話してたのだが、僕が何時間か…

ありがとう

これは、妹の旦那さんからもらったものだ。前から「何か形見になるものをもらえないか」とお願いしていたのだか、今回一周忌で帰省した際、帰りしなにこれを手渡された。ものづくりが好きだった妹が手作りしたアクセサリーだそうだ。早いもので妹の死から一…

抵抗く(あが・く)

今日、二つのつぶやきをリブログした。そのうちの一つがこれだ。 “夜更かしをする理由のひとつに、「今日という日に満足していないから」というのがある” ―――――子供の頃、朝起きて居間にいくといつも父親がテレビの前で寝ていた。若い頃の父は、いつも夜10時…

「本当に必要なもの」

前に「顧客が本当に必要だったもの*1」という画像がネットに出回った。話題になったので、見たことのある人も多いだろう。 IT業界において、顧客が必要としているものとそれを作るそれぞれの担当の認識のずれを面白く表現したものである。僕も初めて見た時に…

ここにいる

今回書くのは夏休みの帰省についてであるが、その前に、最近のことに少し触れておこうと思う。ジブリ映画「風立ちぬ」が大きな話題を呼んでいる。宮崎駿監督の5年ぶりの映画ということでメディアの注目度も高く、ジブリの名を耳にしない日はないほど、テレビ…

少年とプール

小学生の頃、泳ぎが少し上手だったので学校の強化選手に選ばれた。選手は夏休み明けに行われる市の大会に出場するため、夏休みは毎日プールで練習をした。 一日どのくらい泳いでいたかもう覚えてないが、来る日も来る日も泳いだ。 バタ足だけで50mを●セット…

深夜の贈り物

いつものように深夜に帰宅して子どもの様子を覗きにいくと、僕が帰った物音で目が覚めていたのか、子どもは部屋に入った僕をまぶしそうな目で見ていた。「のどがかわいちゃった」という子どもとの手をひいて冷蔵庫まで連れていき、麦茶を飲ませ、布団に入ら…

若者よ、世界を出し抜け

家族でプールに行った時の話だ。更衣室で着替えを済ませると、ロッカーに荷物を入れた。ロッカーは100円式で、お金が戻ってこないタイプのやつだった。こういう場合「何を持っていくか」を慎重に考える必要がある。 その日の持ち物は次の通りだった。 ・タオ…

命名と参照

ずいぶん前の話になるのだが、ある会社の製品カタログ改修を依頼された。カタログといってもA4見開き両面で、さほどページ数のあるものではない。原稿として現在のカタログとその他の印刷物を何枚か渡された。原稿はサイズもカラーもいろいろだった。レイア…

母の日に

まだ子どもが「赤ちゃん」だったころに、実家に里帰りをした。しばらく滞在した後、帰りの飛行機に乗るために空港まで母が送ってくれた。車を降りてから搭乗者待合室のゲートの前まで、母が子どもを抱っこしていた。子どもは母にとっては初孫である。里帰り…

3Gと怒り

(少し昔のこと)仕事で詰まってしまい、会社を23時にでた。 駅についてみると、運が悪いことに電車も通常運行をしておらず、鈍行に乗る。 家に帰るのは少し遅くなりそうだな、などと思いつつ、本を読むことにした。 奥田英朗、「邪魔」の上巻。うかつにもあ…

ヒトの現代的な適応

僕は夕方にはたいてい間食をする。最近はそうでもないが、数年前は甘いものを食べて血糖値を上げてないとよく低血糖の症状が出ていた(発汗や震えなど)。 当時気になったので低血糖について調べたら、色々興味深いことが分かった。 「人間は、というより生…

おとといの料理

最近子どもが「わたし、もう辛いの食べられるよ」と得意げに言うようになった。 確かに昔はマックのホットドッグもマスタード抜きにしていたのが、最近はスシローで間違えて頼んだサビ入りのマグロでも「だいじょうぶだいじょうぶ」と多少強がりつつ食べるよ…

きのうの料理

お昼に生姜焼きを作った。 生姜焼きはよく作るメニューのひとつだが、今日はレシピを変えて、ネットで見た「タモリさん風」にしてみた。 1.肉に小麦粉をまぶし、油を使わないで焼く。 2.醤油、酒、みりん、おろし生姜(砂糖は入れない)で調味料を作っておい…

僕が好きだった絵本を紹介します

子どもが幼稚園に通っていた時、毎月一冊絵本の配布があった。僕らは1年半前に他県から移住してきて子どもも転園しているのだが、どちらの園でも福音館書店の本だった。これがなかなか面白い。 うちには、姪が幼稚園の時に読んでいた本のお下がりもあり、多…

みんな、誰かの子どもだった

日が変わり、2月19日になった。父の5回目の命日だ。毎年のことだが、仕事が終わって家に帰ってから、父が好きだったお酒を飲みながら霊界通信で父と話をする。一年どんなだったとか、子どもの写真を見せたりとか。「今年もあんまりパッとしない一年だったよ…

ぼくのかんがえたスタンド

僕は数年前まで都内で働いていた。住んでいたのは船橋市で、東葉高速線という路線で通勤していた。東葉高速線というのは、べらぼうに運賃が高いことで有名だった。 単語記事: 東葉高速鉄道 東葉高速線は途中で東西線という東京メトロの路線に連結する。僕の…

点と点

冬休み明けにカタカナのテストがあるということで、子どもがカタカナの練習プリントをしていた。つまらなそうにカタカナをなぞっていたので、これはいかん、何か言わねばと思い、「カタカナをおぼえると、もっと色々なものが読めるようになるよ」と言ってみ…