影の総理とやっちゃいけない間違い

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これはさすがにだめだろう。
これを見て、昔チラシ専門の制作会社にいた時のエピソードを思い出した。
後輩が、あるチラシを担当した時のことだ。
僕らはデザイン部にいた。まだDTPの3種の神器が出始めの時代だったのだが、方眼紙に鉛筆でラフを描いて、それを版下制作の部署に回すのが仕事だった。後輩が地元のあるスーパー(仮にウキウキマートとしておこう)のラフを書いて、営業に渡した。営業はそれをウキウキマートにFAXして、ラフ段階での確認をしてもらうフローになっていた。

しばらくして、その営業がすごい勢いで怒鳴り込んできた。僕らは皆驚いていたが、上司がまず話を聞いて、しばらくすると後輩が呼ばれた。で、しばらくしてデザイン部の全員が上司の前に集められた。

後輩はいくつかのスーパーのチラシを担当していたのだが、勘違いをして、ウキウキマートのチラシのタイトルに別のスーパー(仮にワクワクストアとする)の名前を使ってしまったのだ。「ワクワク特価市」みたいな。営業もレギュラーのチラシなのであまり確認せずにウキウキマートにFAXしてしまい、おおごとになった。

これが僕の思い出す「やっちゃいけない間違い」のエピソードなのであるが、実はここまでの話より、この後の方がより鮮明に頭に残っている。
話は上司がデザイン部の人が上司の前に集められた時に戻る。
上司は、後輩が絶対にやってはいけないミスをしたこと、確認を怠ったことをとつとつと話し、

あれだ、ボクシングでたとえると、赤コーナーの選手の選手紹介の時に青コーナーの選手の名前を読んでしまうようなものだ。

と言った。
えーと、それは今この場で出すたとえでしょうか?
多分僕以外の全員が(後輩すら)そう思ったはずだ。

ということの方が強烈に頭に残っているのだ。