タバコは吸っても吸われるな
今日、twitterで、
煙草を買う時、今だに、値上り前の金額を出そうとする俺、馬鹿。
というpostを見た。
僕は逆に前の金額をもう忘れてしまっていることに気が付いた。
慣れとは恐ろしいものである。
ちょっと調べてみた。
最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)
かなりのショックを受けた。
4割を切ったのは知っていたが、もう喫煙者は2割近くにまで減っているのか…(これは昨年の大幅値上げ以前のデータなので、実際はもっと少ないのかもしれない)。
これを読んで改めて自分に問うてみた。
Q1.タバコをやめたいですか?
1.はい 2.いいえ 3.どちらともいえない
→3
Q2.禁煙は可能だと思いますか?
1.はい 2.いいえ 3.どちらともいえない
→3
Q3.タバコが好きですか?
1.はい 2.いいえ 3.どちらともいえない
→3
Q4.「禁煙セラピー」の著者が肺ガンで亡くなったことを知っていますか?
1.はい 2.いいえ 3.どちらともいえない
→1
うーむ。
やはり止めたいけど止めたくない、か。*1
しかし家族や友だちと集まった時とかに、喫煙者が自分だけだったという状況にも何回か遭遇している。マイノリティゆえ仕方がないが、非常に不自由なものである。
「ノルウェイの森」で主人公のワタナベが禁煙の理由を尋ねられ
「なにかにそんなふうに縛られるのが好きじゃないんだ」
と言っていたが、僕も含め喫煙者はまさにニコチンに縛られている状態なわけだ。
昔々、僕がまだ子どもだった頃、近所のお兄さんが読んでいた男性ファッション誌にタバコの広告が載っていた。そのキャッチコピーが、
「タバコを忘れると、男の唇は寂しい」
というものだった。
もちろん当時は将来喫煙者になるとは思っていなかったのだが、なぜかこのコピーは強烈に印象に残り、今も覚えている。
タバコを吸い始めた頃、確かにこのコピーの言っていることは正しいと思った。僕はタバコを止めた後の口寂しさの代替品が何になるのか思いつかないのだ。
これも止められない原因の一つだろう。
うーむ。