「きのうの料理」
何かが「できる」人は、その何かが「できない」人がなぜそれができないのかという理由が分からなかったりする。
ちょっと前に料理の写真をinstgramでアップしたら、すごいというコメントがついたので、「切って炒めただけだ」と返答したら、
「その切って炒めるのが難しいんじゃマイカ(原文ママ)」
と返された。
なるほど、確かにそうだな、と思った。
僕は大学進学で一人暮らしを始めてからずっと自炊派だった。理由は簡単で「外食する」という習慣が無くて、外で一人でご飯を食べるということができなかったからだ(ファストフードに一人で入ったのも大学生になってからだ)。なので自分で作るという選択肢しかなかった。
冒頭で「できる」「できない」という話をしたが、それでは自分が料理が「できる」のかと言われるとそれもちょっとよく分からない。プロではないので、「できる」の基準をどこに置けばいいのかを知らないからだ。それでもとりあえず家族に給する分ぐらいはなんとか作るので、「やればできないこともない」ぐらいかと思っている。
現在求職中で家事全般をやっているので、昨夜も夕食を作った。昨日のメニューはご飯、大根とほうれん草のみそ汁、豚肉のオイスターソース炒め、納豆である(どうでもいい話だが、おととい焼き魚を作ったら「肉が食べたかったのに」と家内に言われたので、リクエストに応えた形だ)。せっかくなのでおかずを作った過程をブログにアップすることにする。
■豚肉のオイスターソース炒めの作り方
材料(3人分*1)- 豚肉(ロースがいいと思うが今日は細切れを使用)…1パック
- たまねぎ…小1個
- 人参…半分
- キャベツ…1/4(多分そのくらい)
- しょうゆ…大さじ1
- 料理酒…大さじ6
- オイスターソース…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- しょうが(肉の下味用。無ければ無いで別にいいと思う)…1かけ
- 肉の下味用に料理酒、しょうゆを1カップ
- 片栗粉…適量(これは「要る分だけ」という意味)
調味料の分量はクックパッドの同じメニューを参考にしました。作る分量が多いので調味料も多めにしてあります。
準備
- ボウルに料理酒・しょうゆ各1カップ・しょうがを合わせ、肉を入れる。少し揉んでラップをして冷蔵庫に入れる。
- たまねぎは2mm厚ぐらいのくし切り、人参は薄切り、キャベツは適当に小さく切る。
- 豚肉を30分ぐらい漬けたらボウルから取り出し、1枚ずつ片栗粉※*2をまぶす。
- 調味料(しょうゆ・料理酒・オイスターソース・砂糖)は混ぜておく。
調理
油を多め(フライパンの底が隠れるか隠れないかぐらい)に入れて、強火で熱します。ほっておくとフライパンから煙が出てきます。煙が出る前に肉を入れます。後で野菜ともう一度焼くので、表面にだいたい焼き色が付いたら皿に取り出します。
人参とたまねぎがしんなりしてきたら、キャベツを入れます。しんなりとは、炒めて中から水分が出て柔らかくなったような状態のことです。
キャベツがしんなりしてきたら、フライパンに肉を戻します。さらに調味料を加えてフライパン全体に行き渡るようによく混ぜます。*3
お皿に盛り、子どもだましなトッピングをしたら出来上がり!(トッピングはミニトマトを8つ切りにしたもの)
■レビュー
辛かった。下味につけ込みすぎたかもしれない。*4
いかがであっただろうか。こんな感じでもなんとか形にはなるということはお分かりいただけただろうか。
さあ、あなたも(自己責任で)お試しあれ!
■スライド(本当はこっちがメインのはずだった)
実は、最近の技術系ブログよろしく本当はスライドショーで見せたくてもくもくと作っていたのだが、はてなダイアリには埋め込めないみたいだった。せっかく作ったのでリンクを張ります。※このエントリがお気に召さなかった方はこちらをご覧ください。ミス・ホワンは実にチャーミングで、プレゼンもうまい。この番組に限らずだが、(多くの日本のテレビ番組と違い)対象がなんであろうと「なんとかして伝えてやろう」という意気込みが感じられるので、観ていて楽しい。なにより「自分も作れるんじゃね?」と根拠も無く思わせるところがすごい。