親子の会話

毎日夜中に帰宅すると隣の家の犬に吠えられる。
そのことを一度子供にこぼしたことがあった。
ある日、子供と外出して帰って来ると、家の前でまた隣の犬に吠えられた。
僕が「まただね」と言うと、子供は「うん」と言った。
その後に「でも、わたしにはあの犬、“おかえりなさい”って言ってるようにきこえるよ」と言った。
僕は子供の頭をなでて、「そうだね」と笑った。
僕らは笑いながら一緒に家に入った。